歴史に詳しい訳じゃないけど、歴史を題材にしたゲームは結構好きで、新作見ちゃうと買いたくなる性なんですが、以前プレイした真田なんとかがそーでもなかったってのもあって、直前まで躊躇していた作品。でも平安時代を舞台にしているものは多くないので珍しくもあり、今度は面白いかも!と期待をして結局手にいれました。まぁCVが安定の布陣だったっていうのが大きな決め手ではあるんですが。
操作性で不満を言わせてもらえば……動作が遅い、というよりもたもたする感じ。ボタン押してもワンテンポ遅れて進むことが多々あって、イライラしてボタン押すと行き過ぎてまた巻き戻す…なんてことが何度かあり、キーッてなってました。既読スキップももたもたして早くないし…。
あとは既読文の色が変わる仕様が大体あると思いますが、それがなかったのでやりづらさを感じました。何周かすると読んだところはさっと飛ばしたいので、色付きになるの結構重宝するんですよねぇ。
肝心のストーリーはというと…
源平の戦いを基礎においたもので、ほぼ戦っています。しかもヒロインは女であることを隠しているときたもんで、恋愛に発展するのはほぼ終盤に差し掛かってから。まぁ戦が多くなることはわかっていたことなので、最初から糖度高めには期待していませんでしたけどね(‘ω’)ノ
でもだからこそ、二人の思いが通じた時はぐっとくるものがありますし、どのルートもちゃんとまとまっていて、私は好きでした。
基本的に史実に基づいてはいるみたいですが、まぁ乙ゲーなので異なることもたくさんあります。気になる方はご注意を…って感じだと思います。
エンドは、恋愛エンド・悲恋エンド・バッドエンドとありますが、バッドエンドに関してはスチルがない様子なので私は序盤にやらなくなりました。これも好みの問題ですが、スチル集めがない時はバッドエンドはやりません。ただ、スチルはなくともフローチャート制覇には必要みたいでした。
攻略順としては、公式オススメの順番を参考にプレイしました。
教経→春玄→弁慶→頼朝→知盛
基本的にはやりたいようにすればいいのかとも思いますが、この作品に関しては攻略制限もあったし、真相にたどり着く順番として最適です。あとは春玄、弁慶、頼朝、知盛をクリアすると、それぞれに対応したサブキャラエンドが解放されます。サブキャラエンドは話短いながらも、個人的には嬉しいものでした。
以下攻略順に感想をば☆
平教経(CV.河西健吾)

最初は高圧的なやつだなぁと思ったけど、実はすごく素直で心根が真っすぐな子。他の平家の人物の中からみると、異色の存在。平家の為にというよりも、純粋にヒロインと戦いたいだけという、一見すると戦闘狂のような感じもしますが、周りのことを気遣うことが出来るとてもいい男でした。
互いに敵同士の間柄だし、ヒロインは女であること隠しているし、どうやって関係を発展させていくのかに注目していました。
春玄(CV.斉藤壮馬)

もう何が何でもヒロイン第一、ヒロイン命のスタンスで最後までぶれません。彼女を守るためならなんでもする超過保護な幼馴染。春玄とのルートでは、攻略キャラの中で唯一ヒロインが女だと知っているので、見ているこっちも普通の心持ちでプレイできます。ただ、仲が良すぎて、周りがこれを男同士だとみていると思うと、逆にドキドキした気持ちにもなりました(笑)
武蔵坊弁慶(CV.梅原裕一郎)

もうまさしく大型犬。しっぽ振って指示待ちしてる大型犬の姿にしか見えなくて、見た目の割に癒しキャラでした。包容力は抜群にあるし、おおらかで心根が真っすぐなこともあって、好感度は最高値。弁慶の言葉はとてもポジティブで、太陽のように周りを明るくしてくれるような存在。ここまで裏表がなくて気持ちいい性格の男性に出会いたかった…!
源頼朝(CV.古川慎)

もうこれだけは言いたい…声がとってもいい!!この頼朝にこの声ありってくらい、ぴったりはまっていました。寡黙で無表情の為、真意がまったく伝わらないですが、だからこそたまに見せる本音になぜか母性本能をくすぐられました。
平知盛(CV.福山潤)

何考えてるかわからず、得体の知れない人物。物腰はとても柔らかだけど、言葉に温かみがないし、ぞわってする怖さを持っていて、これ恋愛エンドどーなるん?ってびくびくしながら始めました。だって実際こんな人おったら絶対近寄りたくないタイプだもの。
佐藤継信(CV.近藤隆)

私は、近藤隆さんのお声が本当に好きで、どのキャラにもよく合う素敵な声の方だなぁと常々思っています。そしてこの継信もしかり。もうなんでサブキャラなんだよ!って思っていましたが、なんと選択肢なし・話短めでもルートがあるとは…感激でした。ネタバレにもならんくらい話短いのでなんですが、特に色気のあるキャラに関しては、近藤さんのお声は時に凶器になります。(笑)凄まじい威力を持っているなぁと改めて思いました。本音を言えば、がっつり攻略キャラにして欲しかったです。
佐藤忠信(CV.小西克幸)

普段聴いてる声(そんなに多く聴いてるわけでもないですが(*ノωノ))よりも高めのお声で、この元気ハツラツキャラにとってもあっていました。弁慶とは種類の違う明るさで、とても単純な性格をしている青年です。素直で素敵と思う一方、秘密は絶対に教えたくない人物でもあります。本人に悪気はなくとも、うっかり周りにばらしてしまう、そんな自爆体質を持っている彼なので、忠信エンドはどうなることかと思っていましたが、周りのフォローのおかげもあり、なんとかなっていました。
佐々木高綱(CV.天月)

頼朝と一緒の場面なんか、そんな態度で頼朝に怒られないの?ってひやひやしながら見ていたのが印象的。側近らしからぬ明るさと人懐っこさ。実は裏があるんじゃないかと思ったけど、全然裏がない。天性の人たらしな匂がプンプンする彼でしたが、仕事はそつなくこなし、男としても締めるとこは締める!って感じで、爽やか~なルートでした。
平重衡(CV.逢坂良太)

極度のブラコン。兄上、兄上、何かにつけて兄上ときたもんで、一発でブラコンとわかる。そして、人を人とも思わない、残酷な性格をしていて、重衡エンドをするかどうか直前まで悩んだキャラでもあります。知盛よりも無理だよ~って思ってました。重衡ルートの印象としては、「重衡、チョロいな」の一言に尽きます。やればわかる、このチョロさ。まぁ話短い中でまとめなきゃいけないのもあるんでね、仕方ないですが。でも重衡の変わりようは、かわいらしくもあって、ザ・弟って感じでした。
最後に
総括すると、想像していたよりも面白く期待以上の作品でした。どの作品も、CVに左右されるところが多少なりともあると思いますが、この作品はどの方もキャラにぴったりで不自然さがありませんでした。また、どのルートもボリュームたっぷりで(戦いの場面が多いことは否めませんが…)、気になるところがないとは言いませんが、よくまとまっていたと思います。
ただ、セリフと表記が違っていたり、話の流れであったり、細かい所が気になる方は、いまいち…と思うかもしれないので、評価が分かれるところかもしれません。
私的好きなキャラは、頼朝でした。最後の最後で知盛が追い上げてきたんですが、総合的にみると頼朝でした。やっぱり真相に近づくにつれて、話に深みも加わるので、最後に攻略した人に気持ちが持っていかれます。でも、どのキャラも個性的で素敵でした☆
あ、ちなみに私の総プレイ時間は32時間ほどでした(^-^)飛ばし飛ばしではありますが、ご参考に⭐
最後までお付き合いいただいてありがとうございました(pq´v`*)♪
次もゲームの感想を綴る予定です☆
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